ナイスビア珍道記

ナイ珍って呼んでね

新型コロナにばっちりかかっている(1年8ヶ月ぶり2回目)

1年8ヶ月ぶりにCOVID-19を発症したので記録として残しておきます。
前回の記事はこちら。

miholovesq.hatenablog.com

注意事項

  • 個人 (n=1) の体験に過ぎないので、最新の情報は厚生労働省の発表や医師の話を参照してください。
  • 基礎疾患なし、非高齢者、女性。
  • ワクチンの最終接種は2022/11(4回目)。
  • コロナ発症は2回目。
  • 主たる症状は咽頭痛のみ。

発症から確定まで

遡ること3日前の夜に会食があり、会食後に少し声枯れして喉に違和感があったといえばあり、それ以降違和感が続いていたと思えることから、これが発症日(0日目)とされました。
何をグズグズと思われるかもしれませんが、7月末に声が出なくなってからいまだに喉が本調子ではなく、数時間話しているだけで声枯れしてきてしまう状態だったので、軽い違和感を病識とするのが遅れたのです。 なので、発熱外来に行ったのは、いよいよ明らかに喉が痛いなと認識した2日目(推定)ということになりました。

前回かかったときはみるみる具合が悪くなったので、それと比較してもはっきりしない始まりでした。

2日目の朝に発熱外来の予約をしつつ、朝から手持ちの抗原検査キットを使ってみました。
前回かかったときは研究用しか手に入らなかったのですが、そのときの経験から、薬事承認されたキットを切らさないようにしていました。さらに、インフルエンザも流行り出したということで、インフルエンザとコロナを同時検査できるキットも手に入れていました。
使用したのは、このロシュのと小林製薬のです。

当日、規定時間経過後にチェックするとどちらも陽性ではありませんでした。もちろんインフルエンザも陰性です。
自覚症状としては咽頭痛だけとはいえ、かなり気になる痛みだったのに。 しかもテストの精度をあげるために、痛いのを我慢して鼻咽頭をぬぐったのに。
病院には使用済みのテストデバイスをジップロックに入れて持ってくるように言われていました。
通常なら結果を見たら捨てるところですが、とりあえずテストデバイスが陰性を示す写真を撮り、ジップロックに入れて放置しておきました。
すると! 病院に行く時間になって(テストから1時間以上経過)ジップロックの中を見ると、小林製薬のデバイスだけ全体に滲んだコロナの判定ラインエリアに1本だけ細い線のようなものがあることに気がつきました。ロシュは真っ白の陰性です。
添付文書を読むと、経過時間を過ぎたものは判断に用いてはならないとのこと。
発熱外来で診察を受けつつ、たしかに陰性だった写真を見せると、医師は迷った末こう言いました。
「うーーーーーーん、僕だったら陽性って判断しちゃいますかねぇ」
「陽性です」でいいんですよ。医師なんだから。
30分後に陰性を確認して捨てていたら見逃されていただろう細い線をどう読むか、ですが、まあ医師の診断がなくとも自分を陽性だとした上で行動するのが現代の常識でしょうね。
ということで「確定診断が欲しければこちらで再度検査します」という申し出を断り、いつもの風邪薬一式とステロイドをもらって帰宅し、一番リスクの高そうな近いところに連絡を入れつつ、仕事の予定を調整し(1週間の沖縄行きもキャンセルし😢)籠城を決め込みました。

発熱外来を受診した翌朝、ちゃんと(?)喉の痛みも増したところで、再度ロシュのキットでテストしました。 ばっちり陽性でした。

リスクの低そうな関係各所にも連絡を入れ、今に至ります。
咽頭痛だけだったところにくしゃみや咳などが加わりましたが、今に至るまで倦怠感も発熱も味覚嗅覚異常もありません。

発症まで5日間の暴露のリスク

基本的にリモートワークなので、とくに言及していない日は家から出ていません。
こう並べてみるといろいろリスクがあるんだなぁ。
東京駅の不特定多数以外は、イベント参加者含め周囲に情報伝達していますが、今のところ、接点のあった人の中から感染者が出たという話は聞いていないのは幸いです。

イベントに向けて移動(-4日目)

翌日のイベントに参加するため、新幹線で東京駅を利用した。
大雨で東海道新幹線が80分近く遅延し、国内外の観光もすっかり復活した3連休前の金曜日、退社ラッシュの時間帯ともぶつかって、新幹線乗り換え口はめちゃくちゃなカオスで、階段に座る人が出るほど構内は人でごった返していた。
運転再開のアナウンスで動き出す人の群れの先陣を切って、むわっとする人いきれを感じつつ、構内の喫茶店まで避難した*1。喫茶店はあっという間に満席になった。 運転再開まで1時間ぐらいをここで過ごす。
やっと乗車した車内で駅弁を食べ、予定より遅くにホテルにチェックインして、イベント参加者の飲み会は深夜まであったらしいが参加せず大人しく就寝。

現地参加者80名ぐらい(?)のイベントに参加(-3日目)

運営が率先してマスクを着用し、参加者の多くの人もマスクをしていた。えらい。
わたしはしていなかったけど他の人に感染させていないといいなぁ。前日が暴露だとすると感染させる能力はそこまでなかったと思いたい。
最後の枠で登壇。
イベント参加者の飲み会があったけど参加せず、集合写真に収まった後はそそくさと退散して新幹線で帰宅。

ラグビー観戦(-1日目)

9/18(月)の朝4時から早起きして有志が近所のビアカフェに集まり、軽く飲みながら日本vsイングランド戦を観戦。
飲み屋の常連のわりには早朝にしては集まった方だがそれでも少人数。負けたし眠すぎて帰ってまた寝た。

会食(-1日目)

同日夜、近所で少人数で食事ののち2軒目は朝と同じ店へハシゴ。
どちらの店も大混雑という感じではなかったとは思う。

会食(0日目)

少人数、1棟貸切のため関係者と店員1名以外の接触なし。公共交通機関を使って片道1時間半の道のりを移動。

マスクについて

基本的に不特定多数と接触する可能性のある公共交通機関(とくに新幹線)を利用するときは着用していたけど、車内でお弁当を食べたりもするし、飲み物も飲むし、飲んだ帰りはしてなかったりしたし、それほど強く意識してはいませんでした。ちなみにアルコール除菌シートを持ち歩いていて新幹線のテーブルや肘掛け、食事の際の手や指はこまめに拭き取っていました。 イベント参加時については、参加者の意識の高さに依存してマスクをしていなかったのは少し反省しました。

ワクチンについて

令和5年の秋接種が開始したということで前回接種から1年近く経っていたため早々に5回目接種の予約を入れていましたが、このタイミングでかかってしまいました。 今打ったらもったいないので、先延ばしすることにします。
医師曰く「2回かかって4回接種してるから免疫はかなり強いはず」「無料で受けられるのは来年3月までだから接種するならギリギリを狙った方がお得」「あまり最後の方だと打ってくれるところが減ってくるだろうからその辺は気をつけて」とのことでした。

前回と比べて

感染を繰り返すと重症化リスクが高まるとの研究結果もあるとも言われていますが、わたしの場合は明らかに2回目の方が軽いです。一度も寝込んでいないし、3日目の今もこうやってブログに長文をしたためています。
違いはブースター接種(3回目接種)の有無かなぁ、なんて朧げに思っています。
そして、2度とかかるもんかと恨むぐらい心底辛い思いをして本調子になるまで数ヶ月かかった前回と比べ、今回ぐらいのマイルドな症状だったら「ただの風邪」って言ってしまう人がいるのもわかるなぁと思いました。とはいえまたかかりたくはないです。
いずれは「ただの風邪」になるのでしょうが、それだってお年寄りや免疫力の弱い人には脅威だし、今は新しく出現したコロナウイルスは人類にとっての脅威なわけで、ノーガードで対峙するべきものだとは思いません。
後遺症とか新株とか防疫とか、アップデートされる情報にアンテナを張っていきたいですね。

ポジティブな話(ポジティブだけに)

来月ヨーロッパと東南アジアへの旅が控えているのですが、中和抗体マックスの状態で旅立てると思うと心配事が1つ減った気分です。

ネガティブな話(ポジティブなのに)

待機期間明けから4日間、琉球大学で集中講義の仕事が控えていました。
久しぶりに行動制限のない中の対面授業で楽しみにしていたのですが、さすがにこれはリモートで実施することに切り替えました。
待機期間(5日目)が移動日にかぶっていたこと、5類に移行して待機期間が5日間になっても依然として10日間は感染性のあるウイルスを排出すると言われていること、マスクをしたままでは参加する筑波技術大学の学生(聴覚障害があります)の読唇の妨げになることから、残念ながら苦渋の決断となりました。
沖縄行きたかったよ〜〜〜〜〜〜!

オススメグッズ

小林製薬のキットの中身は富士レビオのエスプラインなので、こっちのが安くていいかも。

1つあると安心なのでオススメです!
ポイントだと思うことはこんなところです。

  • 厚労省に認可されたキットを使うこと
  • 唾液や鼻腔よりも鼻咽頭ぬぐい方式でしっかり検体採取すること
  • 1回の陰性で安心せず、24時間あけてもう一度検査すること
  • 症状があまり出ていない時は偽陰性になりやすいと心得ること
  • そもそもキットを使うぐらい直前の行動や体調が怪しいときは、もはや陽性だと思って行動すること

以上です。
みんなも気をつけてね!

*1:完全に後出しだけど「こういう時にクラスターとか発生するんだろうな」と感じていた