ナイスビア珍道記

ナイ珍って呼んでね

12回目のRegional Scrum Gathering Tokyo #RSGT2023

これはスクラムギャザリング&スクラムフェス Advent Calendar 2022の記事です。

昨日はこばせさんによる「#RSGT2023 をもっと楽しむために知っておくといいこと!」でした。
こばせさんはここ数年ずっとRegional Scrum Gathering Tokyo(以下RSGT)の当日ボランティアをしてくれていて、わたしから見た決めつけの刃*1によると、毎回、いやもしかしたら一挙手一投足ごとに自分が役に立ったかとかコミュニケーションはどうだったかとかリフレクションするような方で、それゆえのかゆいところに手の届く配慮ある働きっぷりにはいつも助けられています。
わたしはクソミソにお喋りな上に身長も大きいので寡黙で小柄なこばせさんを圧倒してしまう恐れがあるため、ふんわり接するように心がけています。こう書くとまるで妖精さんを押し潰してしまう怪物のようで悲しくなってきました。

明日はばやしさんが「品ライブ(Youtube配信)について」何か書くとのことなのでこちらも楽しみです。
ばやしさんは配信スタッフなので一般スタッフ業(?)を一緒にやることはないのですが、現地参加できない人や後日のみんなのために配信周り(やF1へのお題投稿)を盛り上げてくれる重要人物ですね。

そんなわけで、RSGTのスタッフにはいろんな人がいます。
となりにどんな人がいるか見ながら書き始めてみましたがいかがでしょうか。

今回のRSGTは12回目ということで、以前書いたブログではRSGTも6年やったから小学校も卒業だとか例えていましたがもう高校最後の年です。
わたしがRSGTにこめる想いは下記にまとまって散らかっていますのでお時間のある時に読んでください。

miholovesq.hatenablog.com

RSGT2023に向けた個人的な推しを3つほど!

F1 お茶の水グランプリ'23は熱い

RSGT2022で始めた企画です。
その後、これは各地のScrum Festに出せば行脚できるのではと思ったので、2022年内に行われたすべてのScrum Festには基本的にプロポーザルを出してきました。
2022年はそれまでの大阪と札幌だけでなく、各地のScrum Fest第1回が行われた年でもありましたね。

confengine.com

ちょうどこないだ台湾のカンファレンスで話したときに、RSGTも産みの苦しみがあったけど今は成熟してきていい感じなんだよ〜なんて小自慢をした流れで、わたしはただの参加者で運営でもなんでもありませんが*2各地のScrum Festに言及させてもらったりしてたんですよね。

その中で、わたしはこんなことを言ってきました。(動画は4月に公開されるはず)

We wanted to avoid imposing rules on participants or restricting their behavior. We trusted each person to make appropriate decisions considering their own situation.

We believed in the power of people with agility.

F1グランプリではお題を募集中です。
みなさんにはただ適当に集まって大喜利でふざけてるだけにしか見えていないかもしれないけど、わたしが誘って一緒にやってもらっている人たちは、わたしがその深慮やコミュニケーション能力に信頼を置く人たちです。
一緒に議論しませんか?
お題募集はこちらから。

forms.gle

学生から学べるチャンス

enPiTの教員と受講生とという利害関係があることから、セッション採択が決まるまでは学生のセッションプロポーザルに対する特別な言及を避けていました。
それと「先生が学生の応援をしてる」みたいな構図が彼らの成果を矮小化するような偏見を産んでしまうのではないかと気にしていたからです。書いている今も気にしています。
が、あとはもう当日しか接点がない中でどれだけ彼らのセッションを届けられるかということで、躊躇せず推したいと思います。(他のみなさんにはもうファンがいるのでわたしが推さなくても大丈夫だと思ってます。)

confengine.com

Day1の最後の枠です。
正直、enPiTの夏合宿に聴覚障害者のチームを参加させたいという打診があったときは「うっ」となったのは事実で、よくないことだと思っています。 リモートで、さらに音声によるコミュニケーションに頼る割合が多めであるわたしのコンテンツを対応させるにはどうしたら? という未経験のことに対する拒絶的な反射だったんでしょう。
「だったんでしょう」と他人事なのは、そのときに感じた感情や後付けした論理がまったく間違っているもので、今となっては考え方が180度違ってしまったためにたった数ヶ月前の感情や論理が思い出せないのです。
というぐらい、彼らと過ごした数日間はわたしにとっては大きな学びのある体験の連続でした。
この体験をしていない多くのみなさんの感情や論理を理解した上で説明する方法を今や持ち合わせていないので、実際に彼らのセッションで、彼らの言葉で体験してください。
有り体なところでいえばチームビルディングやコミュニケーション、さらには企業の障害者雇用やダイバーシティやインクルージョンまで、大きく考えるきっかけになることは間違いありません。

また、聴覚障害者が手話のできない聴者とのコミュニケーションにおいて、かなりの割合を読唇に頼るということも彼らの指導教員である渡辺先生のブログ記事で今日知りました。
ノベルティにかわいいデザインのマスクを制作したにもかかわらず、読唇に頼る彼らのコミュニケーションを阻害してはいけないと、急遽、口元が透明になっているマスクを配ることに決めましたので、現地参加者のみなさんも透明マスクの装着にぜひご協力ください。

もう1つの学生セッションは、こちらです。

confengine.com

Day2の牛尾さんの次の枠に意図的に配置されています。
多くの人が組織だファシリだマネジメントだフィードバックだ言っている中で、ゴリっと技術系のセッション2本立てです。
会場の人を指名して(?)ペアプロセッションもあるようなので興味のある人はぜひ参加してください。

どちらのセッションスピーカーについても、お互いに大きな学びの機会になりますので、ぜひ積極的に話しかけることをオススメします。

国境が開きました

COVID-19で閉じていた国境が開きましたね。
今回は基調講演のLyssaを始め、海外からスピーカーや参加者が何人も参加される予定です。
Agile Taipeiからもオーガナイザーが来ます。運営を学びたいんですって! わたしも学ばせてもらおうと思います。

訪日外国人については過去の記事に書いた通りですが、英語が苦手な人もいると思いますが(わたしだってそうだよ!)、ぜひ積極的に話しかけて交流してください。
言語バリアがあるのはわかるけど、そもそもそこを乗り越えて行く気がないと宣言することは、礼を失した態度とも受け止められかねないことを心に刻んでおこうと思います。
そしてこれは言語に限らないバリアすべてに言えることで、となりの人に思いを向けるよい機会じゃないかなと思うのです。

デザインが一新したよ

2018年ぐらいからじわじわ使ってきたダ鳥獣戯画モチーフは完全にわたしの趣味だったのですが、これを使ったノベルティもいつのまにかみなさんに親しまれて愛されるようになりました。
フリー素材とはいえ散々使わせていただいてきたので、お礼もかねてちゃんとお仕事として発注したいという思いがあり、今年の7月ぐらいからダ鳥獣戯画の作者のダーヤマさんにコンタクトをとってデザインの刷新を進めてきました。

今年のパネルなどの展示物や現地参加の方のノベルティは新しいデザインでお送りしますのでお楽しみに!

もちろんこの成果はRSGTだけで独占する気はなく、ダ鳥獣戯画に再録していただきます。
みなさんにもライセンス要綱をよく読んだ上でご自由にお使いいただけると嬉しいなと思います。

こちらの集合写真イラストも収録されると思います。
これを見ると泣けてきちゃうのはなんでだろうな。

みんなでパチリ

ちなみにバックパネル(会場にどーんとある大きいやつ)のデザインはもっと気に入っていて、そこここに好き勝手やってる人たちがそれぞれに楽しそうに過ごしている様子をデザインしてもらいました。とっくにリラックスしてそうな人もいれば、今きたばかりの人もいる。写真を撮っている人もいれば、ちょっと遠巻きに参加したそうに見ている人もいる。丁々発止議論してそうな人たちもいれば、楽しそうに語らっている人たちもいる。
現地参加される方はぜひバックパネルやバナーなどにも注目してください。

RSGT2023もどんな様子になるのか楽しみです。
きっと今回も受付で明るく楽しくみなさんをお迎えします。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

*1:『鬼滅の刃』をもじったダジャレで単なる主観や偏見をこう表現しています

*2:金銭的支援はしてるけど