ナイスビア珍道記

ナイ珍って呼んでね

今年も #RSGT2022 が終わって年が明けていました

やっと、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

11回目のRegional Scrum Gathering Tokyo 2022が終わりました。
今のところ大きな事故もトラブルも病気や怪我の報告も届いていないので、今年も成功といってよいのではないでしょうか。
昨年に引き続いてハイブリッド開催も2回目となり、参加者も運営もだいぶ慣れてきたのが印象的でした。
冷静に思い出して昨年と比べてほしいのですが、ほとんどの人がDiscordに慣れている! ヘッドセットやモバイルルーター(相当)を当然のように持参している! すごいことですよ。

2022.scrumgatheringtokyo.org

F1開催

miholovesq.hatenablog.com

絶対面白い自信があったんだけど、何がどうなるかについては正直私にもわからなかったです。(っていう、オーガナイズされていない感じが好き。)
何回かテスト走行して登壇チームを作り、あとは当日10分前に真面目に打ち合わせをして本番を迎えたけれど、どうにかなりましたね。
どうにかなったといってもギリギリどうにかなったんじゃなくて、なるべくしてなるというか、"It happens."って感じ。
聴講者の方にも楽しんでもらえたようで何よりです。2日目の最後の枠だったのですが、ここまでの2日間で一番面白かったと言われてめちゃくちゃ嬉しかったです。
一度仕組みができれば再利用可能なので、今回はその実験ができて、もちろん改善の余地はあるにせよ、成功するコンテンツだという確信が持てました。
スクフェスが行われる各地のサーキットでも開催したいと思います!
一緒に出てくれたyattom、katzchang、yota、yudmo、観戦してくださったみなさん、どうもありがとうございました。
わたしは実はRSGT初登壇でした。
ちなみに初代王者はyattomさんでした!👏

資料はこちら

speakerdeck.com

早速Scrum Fest 新潟 2022にプロポーザルを出したのでLike♡お願いします。

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-niigata-2022/proposal/16292/f1-22

参加したセッション

廊下

はないさんすばらしい。
基本的に受付にいるのでホール方面に足を伸ばすことは少ないのですが、通るときはなるべく声かけしてました!
ただ一方的にベラベラベラと喋ってバイバーイって感じだったので、もう少し対話したかったな。
OSTのハイブリッド対応みたいに双方向つながりっぱなしの場があるといいですね。

OSTの「オンラインでギャザるには」

トピック出したあゆみちゃんすばらしい。
この話が出たのが3日目だったことが惜しいなと思いました。
わたしはオンラインがさみしかったのにも共感したうえで「現地で楽しむ人にブレーキをかけたくない」って言ったんですよね。当然逆も然りだけど、F2Fコミュニケーションの方が帯域も広いし情報量も多いので、形勢的には現地のほうが盛り上がりがちですね。そこは仕方ない。
多くの人が同じことには気づいていて、でもまだ知恵が足りない(=伸びしろしかない)ことにも気づいていて、オンラインと現地の心はシームレスなんだなーって改めて感じられたのがよかったです。

クロージングキーノート

例によってほとんどのセッションをリアルタイムで聞けていないわけですが、唯一通しで集中して聞けたのはDay3の牛尾さんのクロージングキーノートだけでした。 10数年前から親交を持たせていただいているからこそ知っている彼の努力や行動の結果を、みなさんには希望としてお届けできたのではないかと思っています。 ICとしてのリアルな居場所を身を持って示してくれたことで、勇気づけられた人はとても多いと思います。 自分とは違う道を進んでいるけれど、遠くに居ても勇気をもらえる人の一人です。

個人的な楽しみ方

個人的には、2013年から関わっているenPiTのつながりが大きく花開いたのが今年でした。

いろいろなご縁

学校だけでなく、AgileなPBL*1というスタイルが会社の新人教育でも実践されるようになり、これを取り入れたSoftBank竹田さんによるスポンサーセッション『新人だけで挑む! 体当たりスクラム開発』はそのものズバリの話でした。初めて受講者とリアルで対面できて嬉しかったです。今思い返すと、あれ、もしかしてあの人も受講生だったかな?という人もいたけど、ちゃんとご挨拶できなくてすみませんでした。
かと思えば、学生時代にScrumに触れたのに会社で実践できず、奮闘の末にやっと会社のお金で初参加できたという元学生のmaekenも来てくれて、とても嬉しかったです。次は目指せ登壇者? 頼もしい限りです。 同じく学生時代にRSGT2017で登壇したものの入社後苦労したという似た境遇では、元enPiT生yudmoの奮闘した話『異動することでも始められるScrum』がめちゃくちゃ響くんじゃないかと思いました。 さらに今やマネージャーの立場でチーム作りに精を出している元enPiT生yotaの話『レガシーシステムリプレースとアジャイル開発 (過去のリプレース失敗から何を学んだのか)』もありました。 わたしの中ではみんなの活躍が嬉しくてたまりませんでした。 yudmoとyotaとはF1も一緒に登壇できてよかった! 現役enPiT生も何人か参加していて、chiemi先生とともにF1の観戦に来てくれました。修学旅行かな?
そうそう、現役学生といえば、広義にはenPiTが縁ができた企業でスポンサーセッション『週刊CLラジオ RSGT出張版 「日本のJoy, Inc. にあなたもJoin Inc. しませんか?」』にまで登壇して楽しそうにやっているhisaくんもいましたね。
現役enPiT生による結局enPiTはいいぞっていうRSGT参加レポートwはこちらです。いい時代だなぁ。
そうそう、ボランティアスタッフとして初参加してくれたconchanも元enPiT生でした。こちらもまったくの偶然で、ほんとに縁ぴっとだなぁなんて前頭葉の溶けたようなギャグしか思いつきません。
だいたい学生とは最後の機会に「さっさと社会に出て私を楽させてくれ、待ってるぞ」的なことを言うのが恒例なのですが、それが実現するどころかみんなが楽しそうにしている姿を見られたのが本当に本当に嬉しかったなー。こんな楽しみ方をできたのは、参加者500人といえどもわたし1人だと思うとそれもさらに嬉しいものです*2

2021年度enPiT筑波大学×琉球大学合同成果発表会(1/18追記)

開催日時: 2022年1月21日(金) 13:00〜18:00
会場:オンライン(Zoom, Discord)
計18チームの発表やデモがあります。
興味のある人はこちらから参加登録をしておいてください(1/19締切)

docs.google.com

enPiTといえばAgile PBL祭り

そんなenPiTやPBL型教育の産学合同の成果発表会的なお祭り、Agile PBL祭りを今年もやります。chiemi先生がお昼の一言アピールで宣伝してくれたアレです。
スポンサーも参加者も発表者も募集を開始していますので、ぜひご応募ください。PBL型教育の実践事例を発表できるチームの応募もお待ちしております!

agilepbl.org

スポンサーがすごい

クリエーションラインさんだけに止まらずKDDIさんまであんなことになるとは……! KDDIの佐野さんは「今回は自信あります」とニヤリとしていたのでご自分のセッションかと思ったらスポンサートークでしたw ノリノリで参加くれるスポンサーさん、ありがたいですねぇ。SoftBankの新人さんは「うちもあのぐらいやらなきゃいけないんじゃ……」って言ってたので「そんなことないよ! 御社が普通ですよ! 今でも十分サポートしてくれてありがたいですよ!」って慌てて訂正しておきました。
かと思えば、受付にいたら「ちょっといい? これさ」とバックパネルの前に連れ出され「(Platinumあたりを指しながら)この辺のスポンサーなんのにいくらかかんの?」など初対面のおじさまにスーパーフレンドリーに言われて、うっ、忘れてたけど世の中ってこうだったな、などと思うなどしました😇

ノベルティや名札

カンファレンスバッグは今年もエコバッグとして使ってもらえるやつにしました。
あと、ご時世を反映してKF94認証の不織布マスク。
非常にかわいいのでみんなつけてくれるかなーと思ったら、もったいなくて使えないという言葉を耳にしてなるほど〜と思いましたw ありがとうございます😊
みんなが名札につけてるビラビラのなかに"FIRST TIMER"というのもあって、初参加の人のためのものだったんだけど、あんまり機能してなかったみたいですね。
Discordアカウントがわかるとか、初参加の人が入りやすくなるような工夫を今から練っておきます!

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RegionalじゃなくてReginaolにtypoしているロゴ入りマスク

スタッフワークの熟練

スタッフ増員と運営虎の穴(?)

昨年はたまたま来場者人数が少なかったのだけれど、会場も2フロアだし今年は現地参加者が多いだろうという読みで、多めに当日ボランティアを採用しておいてよかったです。
各地のスクフェスのスタッフが、さながら留学生のように参加していたこともよいことだと思います。そもそもスクフェスって、RSGTみたいなのを当地でやりたい、って言って派生しはじめたはずなので、この空気感や高いエンゲージメントを実現するひみつを持ち帰ってもらうのは、とてもいいことだと思います。ひみつなんてないけどね。
逆に各地でスクフェスが何度も開催されていたおかげで、RSGTが年1回分以上のパワーアップができているのですね。
今年は一般参加者や登壇者以上に、実行委員やボランティアのブログ記事が多い気がします。
一緒に働いてくれた実行委員やボランティアの皆さん、どうもありがとうございました。 本当に感謝&尊敬しています。 とくに来場者人数の予想が一番近かった小野さん、尊敬してまーす!*3

ハイブリッド対応

あゆみちゃんも書いていたけど、mogiri botの導入がよかったです。Discordの参加者ロールを割り振るという単純作業を任せられて負担が軽減されました。大して大変じゃないけど、人がやる仕事じゃねーな、ってのはどんどん機械にやらせるのが正解です。多少バグったりもしたけど大きな問題にはなりませんでした。
また去年も今年も偶然とはいえオンライン専属の実行委員がいたことで、主にメールやDiscordやZoomのカバー、通訳さんとの調整など、臨機応変にリモートでカバーしてもらえることが非常に心強かったです。ハイブリッド開催にはオンライン専属スタッフはかかせないんだろうと確信しました。もちろん、現地にいてもいいし交代でもいいけど、PCに張り付いている人がいた方がいい。動きながらやる現場の仕事と、PCの前でできる仕事は違いますしね。

歩数

ピクミンを育てていたとはいえ、歩きすぎました。

歩数 上がった階数
準備日 10,345歩 13階
1日目 8,003歩 16階
2日目 8,346歩 11階
3日目 9,597歩 6階

以上です!
今回もご協賛、ご登壇、ご参加、ごスタッフいただいたすべてのみなさまに感謝いたします!

長くなったのでポエムは別のエントリーにしたにょろ〜🍺

*1:Project Based Learning=プロジェクト型教育

*2:あー、きょんくんもかなり初期にenPiTに引っ張り込んだのでかぶってるけど、ここまでフルコースで味わってはいないはずw

*3:これが "尊敬" の正しい使い方である