ナイスビア珍道記

ナイ珍って呼んでね

Agile PBLについてのインタビュー記事が公開されました #AgilePBL

ヤバい、大盛況に終わったRegional Scrum Gathering Tokyo 2024についてのブログも書かぬまま2月も終わりそう!
いろんな人がブログを書いてくれていたりするので、まずは世間の反応を眺めておいてください……。
そのうち書きます。

ところで先日Agile PBLについて取材を受けたのですが、そのインタビュー記事がUZABASEさんのWebメディア「Agile Journey」に掲載されましたのでご紹介します。

agilejourney.uzabase.com

ブログで書き散らしたりイベント登壇で話したり、インタビュー中でも放談したりと、そこらじゅうに散らかっていた話がプロの手によって綺麗にまとまりました。
はてな編集部の毛利さん、インタビューしていただいた初瀬川さん青山さん、どうもありがとうございました!

インタビューにあたっては、わたしは大学のPBL教育についての専門家ではないので背景についての自らの認識を確認する必要があり、産業技術大学院大学の中鉢欣秀先生と青山学院大学の松澤芳昭先生に取材させていただきました。2000年頃から両先生が関わっていた慶應義塾大学SFCの大岩研究室でのPBLが日本の情報科学教育においては珍しいもので、2010年ごろこの研究室にお邪魔したご縁がわたしの大学教育に関わるキャリアにつながっています。この場を借りてお礼申し上げます。

Agile PBLってなんだ?

Agile PBLとは、Agile + Project Based Learningを組み合わせた造語で、プロジェクト型学習においてアジャイル開発のアプローチを取り入れたものを指します。
わたしは記事にある通り主に大学の情報科学分野でこの取り組みを広げてきましたが、アジャイルなアプローチはIT企業の新人研修などにも取り入れられていて、わたしもいくつか関わっています。
つまりAgile PBLは「アジャイル開発を実践するプロジェクト型学習」を表すたんなる複合語であり、取り組みが広がるとともにもっと一般名詞化したらいいなと思っています。
新人研修でAgile PBLをやるとよいぞというお話は、スクラムフェス三河2023でも話してきましたので動画をおいときます。

www.youtube.com

やっとむさんもDevelopers Summit 2024で新人研修の話をした中でAgile PBL祭りに言及してくれたみたいです。

このブログでもいろいろ書いてきているので過去の記事を読んでみてください。

Agile PBL祭り2024のお知らせ

記事でも紹介していますが、そんなAgile PBLの火種を灯し続けるためのイベント、Agile PBL祭りを今年も開催します。
Agile PBL祭りは、大学院生向けenPiTビジネスアプリケーション分野(2012〜2016)学部生向けenPiTビジネスシステムデザイン分野(2016〜2020)という教育事業をきっかけに、各大学に広がっていったAgile PBLとそのコミュニティをつなぐためのイベントです。
今年は3月16日の土曜日朝10時から、会場は、昨年開業したばかりオシャレでピカピカ、石橋家や孫さんの大邸宅やアメリカンクラブといった東京のエスタブリッシュメントを眼下に望む麻布台ヒルズの10Fにある日本タタ・コンサルタンシー・サービシズさんのセミナールームをお借りします。

セッションスケジュールはこちらで公開しています。
Agile PBL祭り 2024 - Program Schedule | ConfEngine - Conference Platform

学生7セッション、社会人(新卒?)2セッションで、中身も "やってみた" だけに収まらない布陣で、運営のわたしたちも非常に楽しみにしています。
興味を持ってくださった方は、こちらから参加申し込みをお願いします。

agilepbl.connpass.com

昨今の勉強会タダ飯勢避けの意味もあって学生以外は有料に設定しましたが、キャパシティには限りがありますのでお早めに。
入館登録が必要なため、前日には参加登録を締め切りますのでご注意ください。

Agile PBL祭り2023のようす

イベントはこれまでボランタリーで運営されていたのですが、この取り組みはよいぞと思ったイベント運営者たちは腹を括って一般社団法人アジャイルPBL振興会を設立しましたのでぜひご支援いただけると嬉しいです。
スポンサーはまだまだ募集中ですので、個人企業を問わずぜひご協賛ください。
下記ページのSPONSOR GUIDEをご確認の上、APPLYするだけです。お待ちしております!
Agile PBL祭り 2024 - Sponsors | ConfEngine - Conference Platform

採択されなかった学生チームの皆さんへ

登壇はConfengineを利用した公募制で、残念ながら採択されないセッションも出てきてしまいます。
Confengineは同プラットフォーム上で開催される公募への応募が非常に簡単にできます。
アジャイル・スクラムをテーマとしたカンファレンスは各地のスクラムフェストやRegional Scrum Gathering Tokyoなどいろいろあって、Confengineの上でオープンプロポーザル形式をとっていることがほとんどです。
今回Agile PBL祭りでは採択とはなりませんでしたが、皆さんのせっかくの取り組みを他のカンファレンスで発表してみるのはどうでしょうか。
Confengineのトップページの最下部に今後開催されるカンファレンスが並んでいて、公募がまだ締め切られていないものもいくつかあります。
ぜひ他のカンファレンスのプロポーザルを参考に皆さんのプロポーザルをブラッシュアップして投稿してみてください!

Agile PBL祭りの何がすごいって、会場のタタさん以外にも、Relicさん、弊社アトラクタ、Agile Tech EXPOさん、Chatworkさん、Future Techno Developersさんと企業スポンサーの他に、現時点で12名の個人スポンサーがついてくださっているという点です!
この取り組みを応援しようという人たちがたくさんいるということに、学生の皆さんは大いに自信をもって未来に歩を進めていただきたいと思います。
皆さんのその1歩をわたしは心から応援しています。