10月に発売されたばかりのオーディオテクニカのワイヤレスヘッドホンを半日使った感想を書いておきます。
まだ半日なので評価は変わるかもしれないけど、とりあえず今のとこの感想は、激しくオススメです。
これまでAeropex、OpenCommと、Shokz(旧AfterShokz)製品を使ってきたので、以下はShokz製品と比較しての感想になります。
網羅的なレビューではなくて自分のユースケースでの使用感ですが、同じようなユースケースの人の参考にはなると思います。
利用目的と利用アプリ
主にリモートワーク時にMacと接続して使う。
Zoomで研修や会議の音を聞いたり、YouTubeでセッション動画を見たり、Discordで会話したり。
音楽の試聴にはほとんど使っていなかった。
利用環境
わたしのMacのBluetooth接続環境ははちょっと当てにならないところがあって、Bluetooth接続機器が3つもつながっている(キーボード2個、トラックパッド1個)ところにさらにBluetoothヘッドホンを繋ぐうえに、アプリごとの音量設定をする目的でSoundSourceがインストールされているので、音声にまつわる不具合があった時にどこが問題か切り分けるのも面倒くさかった。
それでも、Shokz製品使用時には起きていた問題が今のところ起きていないどころか、自分のユースケースにおいての使用感は大幅にアップした。
OpenComm/Aeropex利用時の不満
- マルチペアリングができるとのことなのだが「(ピッ)接続しました」を繰り返すのでわずらわしくて使わなかった
- 音量を上げると装着部がビビって不快だった
良いところ
- 音質
- 起動音からしてすでに広がりのあるサウンド
- Mac/iPhoneで音楽を聴くときのステレオ感や奥行きなどの質感がとてもよく室内でのながら聴きぐらいなら問題ない
- 会議中の人の声も奥行きがあって質感が豊か
- 音量をあげてもビビらない
- マルチペアリング
- 一度ペアリングしてしまえばマルチペアリングを切り替えてもトラブルがない
- マイク
- ブームマイクのOpenCommと比べてもとくに変わりなさそう
(追記)"変わり"はあるけど使用自体に問題なさそう - おまけのマイク比較
ATH-CC500BT→OpenComm→MacBook Pro (16-inch, 2021)内蔵マイクの3種類です。
SoundSourceを使って入力ソースを切り替えながらMacのVoiceMemoで入力レベルは最大で録音しました。
ブームマイクのせいかOpenCommのほうがデッド。ライブな音は遠くて聞き取りにくいと感じる人はいるかも。
- ブームマイクのOpenCommと比べてもとくに変わりなさそう
- 充電端子
- USB-Cなので旅行などに専用コードを持って行かなくていい
- 専用アプリ
- どのデバイスに接続するかアプリからコントロールできる
- デバイスがどのプロファイルを利用しているかぱっと見でわかる
気になるところ
- サイズ感
- Shokz製品より一回りゴツいので、後頭部に回るパーツも少し大きい
- ハイバックだったりヘッドレストがついていると多少干渉するかも(わたしの場合は干渉して装着位置がずれても音を聞くことには影響がなかったのでぐいっと使っている)
- 装着感は強め(使い続けていたら緩んでくるかも)
(追記)骨伝導製品のようにこめかみ付近に装着していると長時間使用がちょっと辛く、AfterShokz製品の締め付けの軽さがよかったなぁと思っていたのだが、聞こえに多少の差はあるものの耳介ならどこでも聞こえることに気づいて、今は耳輪とか舟状窩あたりにふわっとつけることでこの悩みを解決している
- 屋外での使用感
- そもそも外で使っていなかったので気にしていないけどこんどは使ってみようかな
雑感
Bluetoothヘッドセットを使っているとZoomとの相性が悪い…とか思っても、自分の利用環境のせいなのかと諦めていたが、今はまったく問題がなくてスムーズに使えている。
そしてやっとマルチペアリングの恩恵を受けている。
これまでペアリングするデバイスを切り替えるときは、接続解除ではなく登録解除をしたり、諦めて複数製品を使い分けたりしていたので、それがなくなって非常に楽。
Macのデバイスリストから接続を切って、iPhoneで接続して、みたいな当たり前のことがストレスなくできることが非常によい。
防水防塵性能が落ちるけど、運動中に装着したり雨やシャワーの中で装着したりしていなかったので問題なし。
というわけで、これまでの骨伝導デバイスを使っているうちにたまっていた小さなストレスの積み重ねが解消できたので、とても満足してます!
網羅的で親切な実機レビューを見つけたのでおいておきます。