ナイスビア珍道記

ナイ珍って呼んでね

2017年ふりかえり

TL;DR

コミュニティと教育とコーチの仕事の三本柱でうまいリズムが作れてきたのがここ数年なので、あらためて、皆さまありがとうございますという話。
三本柱はこんな感じ。

  • コミュニティ

    • スクラムギャザリング東京実行委員会で色々やった話
    • 国内外のカンファレンスやコミュニティイベントに参加した話
    • 登壇などアウトプットした話
  • 教育

    • enPiTのPBL
    • 大学での講義
    • Coderetreat for GirlsやCoderDojoすぎなみ
  • アジャイルコーチ業

    • 仲間を募集中

コミュニティ

Regional Scrum Gathering Tokyo

Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2017

2010年から始まったRegional Scrum Gathering Tokyo(以下RSGT)もこれで6回目になった。
普段プロジェクトチームにプレイヤーとしてどっぷり浸かって仕事をすることが少ないので、この運営プロジェクトが1年に1回のお楽しみになっていたりする。
ノベルティグッズ企画制作と300人規模のパーティーのドリンクの調達マネジメントの能力はだいぶ上がったはず。

waicrew.doorkeeper.jp

今年はRachel Daviesが基調講演で来日したので、彼女の著作『アジャイルコーチング』を共訳した角さんと、カンファレンス前日のワークショップを企画。Paolo Perottaのトレーニング以降だと思うが、角さんは通訳を入れずに参加者同士でフォローし合うクラス作りをやっていて、これが創発的な学びの場になるので面白いし深く印象に残る体験ができる。

スクラムギャザリング東京実行委員会は昨年一般社団法人化したので、今年は年初のRSGTの開催以外にも意図的に活発に動いてみた。
法人格ができ口座を持てるようになったので、イベントごとに無理やり収支をゼロ着地させなくても良くなったのが大きい。
やったのはこんなイベント。

www.eventbrite.com

www.eventbrite.com

www.eventbrite.com

そういえばDevOps Daysも手伝ったな。何を手伝ったんだっけ。

来年のRSGTはこちら(残念ながらチケットは完売)。

2018.scrumgatheringtokyo.org

活動

今年は海外のカンファレンスにセッションプロポーザルを出すのをサボってしまった。来年はもう少し増やしていきたい。
学校関連の仕事で講和したり講義したりしていると、パブリックなアウトプットまで回らないのが悩み。

アジャイルひよこクラブに呼んでいただき、スプリントレビューの話をした。

miholovesq.hatenablog.com

デブサミでは『ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント』の共訳者とともに、ジグソー法による読書会をした。百数十名で読書会をするのがこんなにうまくいくとは思わなかった。

event.shoeisha.jp

すくすくスクラム仙台にも呼んでいただき大変ありがたかった*1。仙台にはまた行きたい。

techplay.jp

今年は久しぶりのScrum Guideの改定が行われたのでレビューに参加した。

http://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf

翻訳者の島田さんにお声がけいただき、素晴らしい本の日本語版に寄稿させていただいた。

エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方

エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方

  • 作者:Roy Osherove
  • 発売日: 2017/05/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

海外

Global Scrum Gathering San Diego 2017

www.scrumalliance.org

4月にサンディエゴ*2で3日間行われたGlobal Scrum Gathering San Diego 2017に参加した。
カンファレンスの前日にはCSP Retreatが併設され、これにも参加した。CSP RetreatはCSP(Certified Scrum Professional/認定スクラムプロフェッショナル)だけが参加するOpen Space Technology(以下OST)形式のイベントだ。OSTは参加者が議題を持ち寄る形式のアジェンダのないアンカンファレンスのようなもので、その中の1つにカナダで初めてRegional Scrum Gatheringをやるんだというオーガナイザーのセッションがあったので参加した。アドバイスをしながら、6年もRSGTを運営してると知見は溜まるもんだなあと感慨深かった。
Global Scrum GatheringはScrum Allianceが直接運営するScrum Gatheringで、ここ最近は3日間開催の2日目を終日OSTにしている*3。どうやら3日目をOSTにすると、セッションを聞きたいだけの人は2日目で帰ってしまって来ないらしい。OSTを3日目にしろという意見もあるが、試験的に2日目にしているとのこと。たしかに、セッションやワークショップが開催されている日と比べるとOSTの2日目は動員が少ない感じがする。有名人の講演を聴ければ満足という人は、どこの国でもまあ多いのだろう。
さて、カンファレンスも良かったのだが、個人的なメインイベントは翌日だった。今年日本でも大きく注目されたモブプログラミング、その発祥の地とも言えるHunter Industries社を訪問したのだ*4。単にペアプロの大人数版のプラクティスだという理解が大間違いで、長生きするチームビルディングと組織マネジメントの新しいかたちだということを知られたのが大きかった。常々プロジェクトが終わるたびにアジャイルチームを解散させるなと主張しているのだが、仕事を場所に固定してチームがそこにスウォームするというHunterの開発組織はまさに理想的なアジャイルチームだった。
来年のAgile Conferenceはサンディエゴ開催らしいので、Hunter Industries社の見学と抱き合わせで行くことをオススメしたい。

Global Scrum Gathering Singapore 2017

Scrum Alliance eBooks and Whitepapers

7月にはシンガポール*5で行われたGlobal Scrum Gathering Singapore 2017に参加した。
上のSan Diegoと同様、前日にCSP Retreat、カンファレンス本編は2日目にOSTのある3日間という構成だった。
ここでも2日目は動員が減ってしまう。ディスカッションするのも面白いのだが、知人がTDDセッションを提案していたので、そこに参加して何人かでFizzBuzzを書いて過ごした。ここで知ったcyber-dojoはWeb REPLサービスで、多くの言語に対応していること、あらかじめテスティングフレームワークが用意されている点が気に入り、その後のモブプログラミングイベントでも積極的に使っている。
1日目にはシンガポール国立大学のIT専門大学院であるNUS-ISSの事例を聞いたのが印象的だった。社会人学生を相手にアジャイル開発のPBLをやっているらしい。わたしの大学の仕事と共通点がとても多く、参加者は少ないもののインタラクティブで濃い話が聞け議論ができた。
3日目はOdd-e SingaporeのTerryがCSD(Certified Scrum Developer/認定スクラムデベロッパー)の研修をしてきた経験について話すセッションを聞いた。わたしが大学でやっているアジャイル開発のPBLとの類似点が多くあった。ちなみに彼のそのトピックはRSGT2018でも採択されたので、参加する人はぜひ聞いてほしい。
他には興味を引くセッションがあまりなかったので、Terryにも声をかけて、たまたま同じ時間帯に東京で集まっていたメンツ*6とリモートTDDピンポンをやった。

Scrum Coaching Retreat

https://www.scrumalliance.org/courses-events/events/coaches-retreats/2017/scrum-coaching-retreat-vietnamwww.scrumalliance.org

11月にはホーチミンシティ(以下HCMC)郊外で行われたScrum Coaching Retreatに参加した。 Scrum Coaching Retreatは、Scrum Allianceがスポンサーするアジャイルコーチのための(?)駆け込み寺で、普段の仕事から隔離された場所でゆっくりアジャイルやスクラムのことを考える時間。今回はベトナム国内からの参加が最多で、覚えている範囲では、日本、中国、香港、シンガポール、マレーシア、インド、フィリピン、スイス、スペイン、フランス、ジョージアから総勢30数名が集まった。

Tao Dien Villageというリゾートに滞在し、日中はボールルームやプールサイドでディスカッションし、夜は庭でパーティー、という2泊3日だった。
各国のコーチとディスカッションしたり、東南アジア圏でのアジャイル導入の難しさの話を聞けたりと、とてもいい経験をした。
次は国内(沖縄)開催をもくろんでいるので、日本国内からもたくさん参加してほしい。公用語は英語だけど、「海外のイベントに参加したいけどちょっと面倒くさいし不安だなあ」という人にもオススメ。

Agile Vietnam Conference

http://agilevietnam.org/conf/2017/

Scrum Coaching Retreatに続き、HCMCとハノイの2箇所で開催されたAgile Vietnam Conferenceに参加した。今回はプロポーザルも出さなかったし、前日までのCoaching Retreatで燃焼していたのでセッションはあまり真面目に聞いていない。ベトナム、日本はじめいろんな国の知人とひたすらディスカッションしていた。HCMCと違ってハノイは全体的に大人しく、過去数年と比べると少し活気がないのが気になった。いずれの街も久しぶりの友人と会って話すのがとても楽しいのでまた来年も行くつもり*7

教育

大学院生向けenPiT

www.enpit.jp

enPiTは2012年度から始まった文部科学省の5年もののプロジェクトで、わたしが大学の仕事をしているのもこれのご縁。修士1年生を対象としたこのプロジェクトの中で、琉球大学、筑波大学、はこだて未来大学、東京工業大学、九州工業大学と、アジャイルやスクラムの啓蒙をしてきた。ソフトウェア開発そのものでなくても、学生や教員の集まりに少しずつアジャイルコミュニティの文化を持ち込んだりもしてきた。これは2016年度、つまり今年の3月で終了した。
1月は、ここ数年出前授業をしたりPBLの遠隔レビューに参加していた、九州工業大学のenPiTの成果発表会を見に飯塚へ。九工大出身のベンチャー創業者がコミュニティ形成に力を入れているというのもあって、飯塚には小さいながらもアクティブなコミュニティがあるのが素晴らしい。地方の技術コミュニティの作り方として、このe-ZUKA Tech Nightがだいぶ参考になる。これは九工大情報工学部が位置する飯塚という町のカフェで、近くの企業人と学生がお互いに研究や事例を持ち寄るようなイベントで、九工大のenPiTの成果発表会もこのイベントと協力して開催されていた。
翌週は大阪でenPiT最後の全体シンポジウム。着任当初はそれほど先生方の口の端に上っていなかったし理解されていなかったアジャイルも、最終年度にはえらい先生の口から聞くことになるとは思わなかった*8
3月でenPiTプログラムが終了するのを受けて、今まで各所で築かれてきた繋がりが価値あるものに思えたので、さらに繋がることのできるコミュニティ「縁(ふち)ぴっと」を作る仕掛けをした。今でもゆるゆると続いているし、その分科会のようなかたちで「TDD+モブプログラミングでワイワイする会」、通称「TDDワイワイ会(tddyyχ)」が立ち上がったのでいい感じ*9。修了生も会社でアジャイル開発の現場にいたり旗振り役になっていたりして、近況を聞くたびに頼もしいなと目を細めている*10

学部生向けenPiT2

www.enpit.jp

enPiTと重なるように2016年度から始まったenPiT2は、学部3年生向けのプロジェクトだ。わたしが所属する産業技術大学院大学(以下産技大)には学部がないので、enPiTのご縁を活かして大学の学部生にアジャイルやスクラムの啓蒙をしている。
いつものように初夏〜夏ははこだて未来大と東工大に出前授業、8月には筑波大学の夏期合宿のお手伝いをさせていただいた。去年の夏お試しできょんくんを合宿に誘ったところ、学生にとってもきょんくんにとっても大いに刺激になったようなので、今年もお手伝いをお願いした。きょんくんの発案で1週間の合宿は1日1スプリントで回すことにし、学生9チームはリリースノート駆動*11で5スプリント分の開発をした。強制的にエクストリームなフィードバックループを多く回すのはいい筋トレになることがわかって、自分にとっても大きな学びだった。
産技大の方は、琉球大と東京女子大の学生とで夏期合宿をした。こちらは1週間でアジャイルの概論から始まり、コードを書かないアジャイル開発のワークショップ、Coderetreat、GitHubを使った簡単なWebサイトのチーム開発、という3段階だった。
筑波大形式も産技大形式も、どちらもいいところがあるので、来年はまぜこぜしてみたい。コーチが経験する場にもなるので、いろんな人をメンターとして巻き込みながら、学生だけのためではない学びの場を作るのが楽しい。学生からもメンターからもフィードバックをもらったので、来年はもっとうまくやりたい。
合宿後に学生から実際のプロジェクトメンバーチームでワークショップを受けたいとリクエストされたのも嬉しかった。

Coderetreat For Girls

wit.connpass.com

enPiTに関わる女性教員の活動の一環として女子学生を主な対象にCoderetreatを開催した。総勢40名以上も集まり大盛況だった。開催の様子はここで報告されている。また参加したいという感想が多かったにも関わらず2回目は集客できなかったので、学生の集客の難しさを実感した。とてもいいイベントだったので、また次回も開催したいとは思っている。

講義

aiit.ac.jp

今年も産技大で1科目の講義*12を担当した。 以前は、マインドセットを含めたアジャイル開発の本質は実践によってのみ習得できるもので、講義形式で伝えられることはほとんどないと思っていた。過去の産技大enPiTでは、当初講義形式だった授業*13を、3年後には講義をほぼ廃して演習のみにしていた。結果、まったくの講義なしというのは難しいという感想をもった。
そこで今年の授業は、チーム演習や実践ではなく、アジャイル開発の価値や原則を深く知り、ゆくゆくはコーチやスクラムマスターのような立場になっていけるような個人のための講義と位置付け、再設計した。
授業はスクラムの源流ともなった野中先生と竹内先生の論文*14を紐解くところから始まり、価値やプラクティスを取り上げて丁寧に講義するところから始めた。学生は次回の授業までに復習テストに解答する。復習テストでは、単なる知識を問う選択式の問題と、いわゆる"It depends."な論述問題を出題した。次回の授業では選択問題の解説を行い、記述問題は学生同士にグループディスカッションをしてもらい、互いに学びあってもらうことで再学習を狙い、フォローアップをした。そしてまた次のトピックに移っていく、その繰り返し。
学生の授業評価アンケートでは好結果だったし、自己評価としても手応えがあったので、来年も改善しながら続けてみようと思う。
過去にもこうすればよかったなぁ。

e-Learning教材

enPiT2の関係で角さんに依頼して教養としてのアジャイル開発のビデオ教材*15を作った。登録は必要だが無料なのでぜひ受講してみて欲しい。

アジャイル開発概論: F00000033 - Fisdomホームページ

CoderDojoすぎなみ

coderdojo-suginami.github.io

CoderDojo自体の説明はCoderDojo Japanを参照してほしい。実は2016年11月にに始動していたCoderDojoすぎなみは、今年も3月5月7月9月12月とコンスタントに開催することができた。わたしは1回だけお休みしてしまったが、相変わらずゆるゆると続いている。対象年齢は7歳〜17歳だが、CoderDojoすぎなみはなぜか小学校3年生〜5年生ぐらいがボリュームゾーン。子どもがやってきて、時間いっぱいもくもくやって発表して帰って行く。各地のCoderDojoはそれぞれに工夫をして特色があるようだが、CoderDojoすぎなみは『子どものコワーキングスペース』というのがぴったりの、省エネ運営のゆるふわな場所。

アジャイルコーチ業

www.attractor.co.jp

弊社の仕事はおかげさまさまなので、株式会社アトラクタでは一緒に働く仲間を募集中だ。
起業前は3人ともアジャイルコーチとして独立して仕事をしながら、たまに協業したりしていた。忙しい3人が寄って仕事を分け合えば楽になるんじゃないか、という妄想は、設立直後から打ち砕かれていて、毎月キャパいっぱいに仕事をぶち込むんじゃねぇという怒号が飛び交う*16アットホームな職場になっている。そりゃそうだ。3人がそれぞれいっぱいに仕事を抱えて集まっても、3人分の仕事を3人で分け合ったところでいっぱいだよねという当たり前の話だ。
とはいえ現場横断で状況や知見をシェアしてお互いコーチングし合えるのは刺激にも成長にもなるし、何よりも、万が一自分に何かあっても仕事に穴が開かないという安心感は、会社を設立してよかったなぁというしかない。

まとめ

こう見ると、コミュニティ・教育・アジャイルコーチ業の3つはそれぞれ相互作用し合っていて、ちょうどいいバランスでくるくると回っているのだなぁという実感がある。
似たような働き方をしている人には会ったことがないので、我が人生ながら不安といえば不安だが、もう少しこのくるくる回るさまを楽しんでみたい。
この三本柱をまとめて1つの柱として、さらに2本の柱を立ててフラクタルな感じにしてみると良さそうだなぁと、漠然と思っている*17

皆さま、本年は大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

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*1:仙台のITコミュニティに若手を繋げたいなと思ったけど、外様がヤイヤイ言ってもうるさいだけだなと反省した。

*2:マイクロブルワリーが80以上もあるクラフトビール発祥の地。飛行機が苦手なので欧米には行きたくないのだが、当地に住む従姉家族にも会いたいし、ナイスビアの聖地に行くチャンスだと自分を奮い立たせて渡米した。飲んだブルワリーはBallast Point、Resident Brewing、Hess Brewing、Saint Archer Brewing、Blazing World、Mission St.、Pizza Port、Karl Strauss、Shock Topだけだが、身近にたくさんの種類があるのは本当に羨ましい環境だった。Angel's Envyというバーボンに出会えたのも収穫で、自分用のお土産に購入したほど。

*3:来年のRSGT2018は3日間開催で3日目がOST。RSGT2015は2日目がOSTの3日間構成だった。日曜日ということもあり2日目の参加者は数は少ないが濃い顔ぶれで、参加者満足度は高かったと思う。

*4:カンファレンスで訪問予定の話をすると「絶対行くべき!」(Heidi Helfand)「いい会社よ。うちの息子が働いてるのよ」(Diana Larsen)と言われてますます期待が高まった。

*5:シンガポールなど東南アジア圏のカンファレンスは、欧米と違って母国語が英語でない人も多いので、なんとなく居心地がいい。飛行機が苦手なわたしにとって距離が近いのも魅力的。欧米飯よりアジア飯が好きなので、それも魅力。今回はシンガポールの友だちの家に入り浸っていて、ちょっとしたローカル暮らしが味わえたのも楽しかった。

*6:これがのちのちTDDワイワイ会に繋がっていく。後述。

*7:アジャイルと関係ないが、HCMCではビンテージマンションのリノベ物件の部屋を見せてもらえたし、ハノイでは何世代にもわたってハノイっ子だという友だちの案内で、店主の老婆が気難しく人を選ぶことで有名なお粥の名店に行けたのがよかった。

*8:ちなみに懇親会の席で再会した九工大の学生には「先生にずっとお伺いしたかったことがあるんですが聞いてもよろしいでしょうか」「先生が一番美味しいと思われるビールは何でしょうか」と聞かれた。わたしは何を教えてきたんだ。

*9:たまたま出張で沖縄にいたので琉球大学の学生に声をかけて緊急開催したのも楽しかった。これは教育というよりもはやコミュニティ活動になりつつある。

*10:この繋がりは教え子と先生の関係かと聞かれるのだが、わたしとしては先生の自覚はないしただの飲み友だちだと説明している(いい意味で)。今年みんなで飲んだビールはたぶん合計30ガロンぐらい。もっとかなぁ?

*11:バックログアイテムをリリースノート形式で書くことをわたしはこう呼ぶ。

*12:シラバスはこちら

*13:当時の授業の資料は過去のエントリを参照

*14:言わずと知れた『The New New Product Development Game』である。平鍋さんのブログも参考にさせていただいた。

*15:わたしはうさぎ役で出演している。突っ込んだ質問をするうさぎに角さんから向けられた眼力は、けして小動物に向ける優しい眼差しではなかった。

*16:冗談です。

*17:2本目の柱だったバンド活動は20年たった今年休止期間に入っちゃったし3本目はなんだろう?