最近話題のシャッター音問題*1について考えてみた。
イベント自体ではなく、来場者のマナーに関連するのだけれど、セッション中にスライドを撮影する人が多々見られた。スライドが変わる度にシャッター音が一斉に鳴ると、気が散ってしまうので個人的にはかなりストレスだった。後日資料を公開することを運営からセッション開始時に明言し、撮影禁止のアナウンスを出しても良かったんじゃないかと思う。まぁ、それでも撮る人は全部撮るんでしょうけど…
わたしもこないだ『SPRINT 最速仕事術』著者ジェイク・ナップ氏のワークショップ付き講演に行ったとき、スタッフのパスを首から下げたおっさんがワークショップ参加者でなく講演の聴講だけしている状態で、わたしの後方に座っていた。このおっさんが全ページ全ビルド爆シャッター音で撮影してて全然集中できず(声が出ないし文句言えないストレスもあった)、参加者アンケートにフィードバックを書き垂れて帰ってきたということがあった。
とはいえ悪意があるわけでもなく、ギスギスしたいわけじゃないし、音への敏感さついては個人差ありありオオアリクイなので、改善案*2を考えてみる。
ちなみにわたしは年1回Scrum Gathering Tokyoという300人規模のカンファレンスを運営させていただいているのですが、その辺り練度の高い参加者が多いのか知らないが、トラブルは少ない。が、たまに参加者アンケートに苦情が書いてある。ので、なくなるといいなぁ。
シャッター音が聞こえてからの自分の心理のうごきはこんな感じ。
- まずとにかく反射的に音源はどこか考える(場合によってはキョロキョロして確かめる)
- この1枚だけかもしれないし様子をみよう
- もっと近い席の人がなんとかしてくれることに期待したい
- 堪り兼ねて注意したいが「注意してるお前の声がうるさいわ」になりかねない
- 何か書いて渡そうと思うも写真撮ってる人の集中を削ぐのも悪い
- 我慢しよう。。。
ここまで集中が削がれっぱなしである!
注意喚起して守ってもらうとか、コンデジ*3持ってきてもらうとか、マナーカメラ的なアプリを使うとか、海外でスマホを買ってくるとか、そういう配慮のできる人がほとんどで、実際は悪気もなく「やべ、音出ちゃった」か、悪気を感じつつ「すんません! これだけ! ごめん!」と思いながらやってるかではないのか。
改善案としては、カンファレンス参加者に「シャッター音NG」とか書いたカードを配っておいて、気になったらそっと渡す、とかでどうでしょうか。指摘する方もされる方も手短ですむし。
運営が口うるさく言うとか目を光らすとか即退場とかってのはちょっとね。
参加者同士でよくしていく仕組みができるといいですね。
SPRINT 最速仕事術―――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
- 作者: ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー,ブレイデン・コウィッツ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/04/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
あ、本も講演もよかったです!
追記!
教えていただきました!
無音アプリの劣化を機械学習でカバーしてるらしい(不確かな情報)。
ushigyu.net